体重調整で変わる競艇選手のボートさばき-減量の利点と欠点を解説

競艇選手の体重調整は、基本的に男性51kg、女性47kgの最低体重に近づけるのがセオリーです。ただし競艇予想において体重の優劣以外に予想の要素は複数あります。水面の状態やモーターの当たりハズレ、選手の技量、最低体重を下回った際の調整用重りの有無などを考慮して予想しましょう。

競艇選手体重調整

体重計とメジャー

競艇選手には男性51kg、女性47kの最低体重制限があります。
最低体重を下回った場合は重りで調整することができ、競艇学校を卒業した選手については上限体重の制限がありません。
一般的には最低体重に近い状態がもっとも有利とされていて、選手は常に最低体重に近づけられるように体重調整をしています。

体重による優劣

体重が軽いとボートの加速力がアップします。最高速にも若干の差が出ますが、スピードを殺さなければ体重が重くても善戦可能です。
あくまでもセオリーは最低体重に近い状態の方が有利ですが、軽いほど有利というワケではありません
競艇は女性選手の方が最低体重が4kgも軽いですが、女性がSGを制覇した実績はありません。
腕力と体重移動を使ってコーナーを旋回するので、過度な減量をして力が入りにくくなると良い結果を残せません。

三重支部の矢橋成介選手(2019年3月現在B1級)はプロフィール体重が61kg、レース出走時の体重も毎回60kg前後です。
矢橋成介はトップ選手ではないですが、体重が重たくてもスピードを殺さないレース運びをすれば、10kg前後軽い選手相手にコンスタントな勝利を挙げています。
競艇予想では、選手ごとに普段の体重を把握して、短期的に大きな増減量があった際には割引をする必要があります。

また、体重が重いと水面が荒れた時にボートが安定するメリットがあります。
静水面になるほど軽い方が有利で、荒れた水面になると体重の重い選手が好走するケースが増えます。

それでもSGやG1で優勝戦に進む選手の大半は、最低体重付近になります。
トップ選手になると、軽くて水面の影響を受けやすい状態でもテクニックでカバーできます。
つまり、選手の技量によって体重の優劣が変わってきます。

モーターとの相性が有利

体重は5kg変わると一艇身程度の差になると言われています。
体重2~3kg程度の差では、目に見えて加速に差が出ることはありません。
体重よりも大きな影響を与えるのがモーターの当たりハズレとペラの調整状態です。
当たりの超抜モーターを引けば少し体重が重くても他の選手より速い加速が可能になります。
逆に体重が重くてモーターもハズレだと不利な要素が強まります。
体重とモーターはセットで考える必要があるので、展示航走から総合的な期待値や加速性能、直線のノビを確認しておきましょう。

最低体重を下回った場合の調整

男女別の最低体重を下回った場合は、500g単位の重りを身体に付けてレースに出ます。
重りをまくとボート上の動作に悪い影響が出ます。
500g程度なら大きな影響はないですが、1kg以上の重りになると選手の動きが悪く精細の欠くレースが増えてきます。

普段は最低体重を下回らないような選手がビッグレースの時に過度な減量をして重りを付けた場合は割引が必要です。
また、女性選手は男性に比べて筋肉量が少ないので最低体重を下回ると不利な要素が大きくなります。