ボートレーサー養成学校「やまと学校」への入学方法

競艇選手になるためにはボートレーサー養成所である「やまと学校」に入学して1年間訓練を受けて受験資格の取得と国家試験に合格しなければいけません。難関と言われる養成所への受験資格、試験内容についてまとめました。

競艇選手になるには

レースを走る競艇選手

競艇選手になるには、養成所のやまと学校に入学しないといけません。
競艇選手は国家資格で、日本で唯一ある養成学校で1年間訓練を受けることで受験資格を得られます。毎年約40名がやまと学校に入学して、国家試験の合格率はほぼ100%です。
ただし、毎年平均で10名前後が退学になり卒業および国家試験まで進めません。

つまり、競艇選手になるには、まずはやまと学校(養成所)に入学することが最大の難関です。
入学後もライバルに負けないように一生懸命訓練を受けないと、途中で退学になってしまいます。

やまと学校の受験資

年齢:15歳以上30歳未満(学歴は中卒以上)
身長:175cm以下
体重:男子47.0kg以上57.0kg以下 / 女子42.0kg以上50.0kg以下
視力:裸眼で両眼とも0.8以上(メガネ、コンタクト不可)
弁色力:強度の色弱でないこと
その他:聴力やその他の健康状態に問題ないこと、禁錮以上の刑に処せられた経験がない者、その他相当の理由がある者を除く

指定された期間内(主に受験日から2年以内)にスポーツで優れた実績を収めた者(競技不問)は、スポーツ推薦試験制度を利用して有利に進められる場合があります。
アピールできる実績がある人は適用条件の確認を含めて、一度最寄りの支局へ問い合わせをしてください。

応募の方法

基本的に半年ごとに応募を行っていて、募集期間は7~9月と1~3月です。
指定された期間内に病院で受けた身体検査表を添付し、願書を出します。
受験手数料で3千円かかります。

試験内容

一般試験は、以下のように3次試験まで行われます。受験料は1次、2次、3次と進むごとに別途かかります。

  • 第1次  学科と体力試験
  • 第2次  身体検査、適性試験、体力試験
  • 第3次  面接、身体検査、適性検査

スポーツ推薦者は1次試験の学科と体力試験が免除されて人物試験が行われます。
学科試験の内容は中学校卒業レベルです。体力試験、適正検査が重要で、第3次では面接も大きく影響します。

やまと学校での生活

無事に競艇学校に合格すると、福岡県柳川市大和町にある、やまと学校に入学します。
全寮制、男子は坊主頭、携帯・スマホの持ち込み禁止など厳しい生活が待っています。
授業は学科、実技、その他に分けられ、ボートレース関連の法律からエンジンについて、操縦学、整備学、気象学や実技での操縦、整備を学びます。

入学から4ヵ月後にある進級試験で、全7科目中60%未満の科目が3科目ある場合や、年4回の班別試験で20%未満だと一発退学になる厳しい試験が行われます。
さらに訓練生同士のレースで、勝率が極端に低いか事故率が高いなど内容が悪いと退学になってしまうこともあり、40人中卒業できるのは30人ほどです。
卒業時に行う国家試験の合格率はほぼ100%で、無事に卒業できれば競艇選手として、希望した支部で新人としてデビューできます。

競艇選手はおししい職業!?

競艇選手は公営競技の中でもっとオススメできます。
競輪やオートレースなどと比べて全国に開催場が多く、選手の数が多いです。
平均年収も公営競技の中ではもっとも高く、養成学校に入るためのハードルが低いです。

平均年収

競艇選手    約1,600万円
競馬の騎手   約1,000万円
オートレーサー 約1,400万円
競輪選手    約1,200万円

養成学校の倍率

やまと学校(競艇養成学校)  約40倍
競馬学校騎手過程  約30倍
オートレーサー   約50倍
競輪選手      約5倍

競輪選手はタイムトライアルなど、もともと自転車競技で高い実績を残していないとなれません。
競馬学校の騎手過程は倍率が低いですが、受験資格が20歳未満で体重が最大で46.5kg以下(生年月日で異なる)など厳しい基準が設けられています。
倍率や年収で見ると、オートレーサーも近いものがありますが、オートレーサーはマシンを自腹で用意して整備しないといけないので、収入に対して手元に残るお金が少なくなります。

市場規模の大きい中央競馬のトップジョッキーである武豊でも、年収は多い時で1億5千万円くらいなので、競艇の賞金王(毎年2億円前後)に劣っています。
総合的に見て、競艇は他の公営競技の選手よりも美味しい職業です。