全国24箇所の競艇場

競艇場は全国に24箇所あります。数字からもわかるように各都道府県にあるわけではありません。
その中で最北に位置するのは群馬県の桐生競艇場です。つまり東北や北海道には競艇場は1つもないのです。これらの地方は冬になると河川や湖が凍結してしまうことから競艇を開催するのに適さないということで、このような配置になっているようです。
したがって、東北や北海道に在住の方にとって、競艇は馴染みにくい環境となっていますが、舟券も買えない、というわけではありません。
全国各所にあるボートピアという場外発売上に行くか、もしくはテレボートというネット上で舟券を購入できるサービスを利用することで、全国のどこでも競艇を楽しむことは可能です。
競艇場によって異なる特徴
全国に24箇所ある競艇場ですが、どこに行っても同じというわけではなく、レース場の形や水質、風向きまで異なるため予想の仕方もかなり変わってきます。
レース場の形によって内外の有利不利やレース展開が変わりますし、風向きなどはスタート後の展開にもろに影響します。競艇をより深い部分で楽しめるようになるには、このあたりの予備知識は必須となります。
また、各競艇場によってプロモーションの仕方や来場者へのサービスなども異なるようです。
これから行くつもり、または行ってみたい競艇場がもしあるのであれば、こちらのページの一覧からその競艇場について事前に調べておくとよいでしょう。
各所の特徴を詳しく見てみよう

こちらのリンクから各競艇場の詳細を確認することができます。
実際にこれから行ってみたいところ、行ってみて興味が沸いたところ、開催レースの予想をしたいところなど、とにかくその競艇場について詳しく知りたい方は読んでみてください。
特定の競艇場に特化した予想サイト
競艇場ごとに水質や風向きも異なり、違った特徴を持っていることで、予想の仕方もそれに合わせて柔軟に変化させていく必要があります。とは言え、全国各地の競艇場の特徴をすべて頭に入れておくのは簡単なことではありません。
そこで、主戦場となる競艇場がある程度固定されているのであれば、それを軸に競艇予想サイトを探してみるのも一つの有効な手段となります。
競艇予想サイトは全国すべての競艇場を万遍なく網羅しているものもあれば、特定の場所に特化しているものもあります。
ナイター開催に特化
現在、ナイターを開催している競艇場は「桐生・蒲郡・住之江・丸亀・下関・若松・大村」の7ヶ所に限られています。
仕事の時間の都合などでナイターのレースしかできない、といった事情のある方はそれに特化しているナイトボートに登録しておくと良いでしょう。
ナイトボートの特徴

ナイターレース特有の特殊要素、例えば
- 証明下であるため視界が悪くなり、それによるレース展開の変化
- 気温の低下によるモーター回転数への影響
- ナイターを得意とする選手、その逆も
- デイレースとの舟券購入者数の違いによる、オッズ変化
といった類のものに注目し、それを独自に分析しています。
デイレースの配信も行っていますが、こちらはそこまで注目には値しません。
しかしナイターにおいては業界でも屈指の実力を持っているので、必ず押さえておくようにしましょう。
SGレースで勝負したいなら
現競艇のレースにおいてもっとも高いグレードである「SG」。年間で数えるほどしかこのレースがないこともあり、開催される競艇場は限られています。
具体的には戸田・福岡・多摩川・常滑・大村・児島・桐生・住之江がこれに該当しますが、SGレースを得意とする競艇予想サイトは存在します。
また、競艇予想サイトとしては全国から万遍なく会員を集めたい、という意図もあり、特定の競艇場に絞っていることを公表したがらないところもあります。
ブルーオーシャンはその最たる例かもしれません。基本的に優良なサイトということもあり、元から人気がありますが、SGレースを特に得意としています。
ブルーオーシャンの特徴

競艇記者歴15年のMr.オーシャンが運営する予想サイト。運営者自身の経験や人脈を活かした予想スキームと実績に定評があります。
予想スタイルはコロガシをメインとしていますが、SGが開催される日もそれは変わらないようです。
その日の終盤に開催されるメインレースでコロガシの成功を収めたときの快感はこの上ないものがあります。
SGレースを今までとは違った次元で楽しむ、ブルーオーシャンならそれが可能となります。
競馬場にハシゴできる競艇場

競馬と競艇のハシゴはと言えば、以下の組み合わせが定番コースです。
平和島はデイレース専門、大井と川崎はナイター専門
ともにデイレース専門だが、徒歩ルートで約1km(徒歩15分)ほど
園田はデイレース専門、住之江はナイター専門。園田からは尼崎競艇場の方が近いが移動時間1時間でともにデイレースなのでハシゴは困難。
高速を使えば車で30分ほど。若松がナイター開催の時にハシゴする人が多い。
距離は近いが、ともにデイレース専門のためハシをする人は少ない。
上記の中でも、デイとナイターで分かれている平和島→大井・川崎、園田→住之江、小倉→若松は特にハシゴしやすいかと思います。
例外として、多摩川競艇場と東京(府中)競馬場は共にデイレースしか行われないものの、距離が非常に近いため、アクティブな人は双方をいったり来たりすることもあるようです。
競艇ブームでハシゴする人が増加?
競艇業界の売上は、2010年度に8,434億だったのに対して、2017年度は1兆2,378億円、と急激な成長を遂げました。
この競艇ブームの要因は、ネット投票の普及とテレビCMなどのプロモーション活動が主ですが、公営競技の中でもっとも出走数と総組み合わせ数が少なく、的中の喜びを味わいやすいという点が、初心者に受けたというところもあります。
なお、平和島がナイターを行わないのは近隣住民への騒音を考慮してのほか、大井競馬場と川崎競馬場がナイター専門なので、近隣の競馬場との競合を避けるためだと言われています。