競艇の依存症|よくある失敗事例と特性

競艇はギャンブル依存に発展しやすい特性があります。本命決着が多いので損失を取り戻すためにロットを増やしがちになったり、ネット投票の普及と開催日の多いことで中毒性になりやすいです。他のギャンブルやスマホの課金ゲームで中毒になった経験があれば軽い気持ちで手を出さない方がいいです。

競艇ギャンブル依存

競艇依存にハマってスマホで舟券を購入する男性

競艇は公営競技の中でもギャンブル依存になるリスクが高く、一度ギャンブル依存になってしまうと大きな損失を出しやすい特性があります。
過去に競馬やパチンコ、スロットなど他のギャンブル。もしくはスマホの課金型アプリで中毒になった経験のある人は、軽い気持ちで手を出さない方がいいです。
数百円から数千円の手頃な金額で楽しめる一方で、競艇の賭け金に上限はないです。さらに競艇はネット投票や場外発売を含めると開催日が多くて、熱くなった気持ちをリセットする期間を取りにくいです。
よくある失敗事例や競艇の特性を見ながら、ギャンブル依存の恐怖を紹介していきます。

本命決着が多いとロットを増やしがち

競艇は3連複で1~5番人気以内など、内枠やランクの高い選手が順当に上位に入る確率が高いです。
競艇は6艇で行われますが、6コースになると3着内率が25%前後になるなど極端に成績が悪く、堅い本命選手を1、2艇選べば相手の選択肢は少ないです。
もっとも高配当が出る3連単で万舟券(100倍以上の配当)が出る確率はおよそ15~20%ほどで、中央競馬の約75%に比べて少ないです。

競艇で損失を出して次のレースで取り戻そうと考えると、穴狙いよりも本命狙いで購入単価を上げて勝負しようと考える方が多いです。
結果的に最初は1レース数百円から数千円で楽しんでいても、損失が膨らんでいくと最後は1レースに数万円を賭けた大勝負をしてしまいます。

不的中で終われば想像を超える損失が出ますし、ロットをあげて的中しても、また同じことをすれば良いと考えてしまい、いずれはどこかで同様の失敗をしてしまいます。
1レースごとに負けた分のことは忘れて気持ちをリセットするように心がけることが大切です。

いつでも買える環境

競艇は開催日が多く、大きな競艇場では月の半分ほどは開催しています。
さらに、複数の競艇場で同時開催になることも多く、全国の舟券を買えるネット投票を利用すれば、1日50R前後も舟券を買える日も出てきます。
いつでも楽しめる環境は利便性がある一方で、中毒性が出やすくて中身のない予想をせずに、オッズだけを見て適当に舟券を買うようになってしまいます。
そんなことをしていれば、当然損失はどんどん膨らんでしまいます。

競艇の待ち時間が苦痛に感じたり、毎日全国の競艇情報を調べるようになったら、競艇中毒になる前兆です。
お小遣いの範囲で楽しむのであれば、競艇場に足を運んだ時だけでネット投票はしない、ネット投票は重賞だけなど舟券を買うレースを少なくするルールを作ると良いでしょう。
競艇で稼ぎたいのであれば、中身のない予想の舟券は絶対に買っては行けません。

購入するレースを増やすのは悪いことではないですが、予想の精度を落とすのであれば、少ないレースで時間をかけた予想をした方が効率的です。
身長、体重、視力、年齢などの制限がありますが、幼少期のスポーツ経験や実績を問わず、多くの人が競艇選手になれるチャンスがあります。

当たりやすいから危機感を持ちにくい

競艇は公営競技のなかでも最も出走数(総組み合わせ)が少なくて的中しやすい競技です。
素人でも無難な予想をしていれば、コンスタントに的中できます。
連敗をしにくくて、適度に的中して払戻金を受けられると、危機感を持ちにくく、「次のレースで当たるかもしれない」、「1日の終わりはプラス収支か最後のレースの的中で締めくくりたい」という考えを持ってしまいます。
的中するのは簡単ですが、還元率は他の公営競技とほぼ同じなので、勝ち組と負け組の割合に大きな差はありません。
累計で損失が出た場合は危機感を持つようにすることと、予想がことごとく外れるなど調子が悪いと感じたら早めに撤収するようにしましょう。