競艇初心者のためのわかりやすい用語集

競艇初心者にとって最初のハードルになるのが、専門用語の多さかもしれません。競艇をより楽しんでいただくために、誰でもわからない用語をすぐに探せる競艇用語集を作りました。

競艇用語集

競艇のレースで競う合う選手たち

競艇には特有の言い回しや独自の用語が数多くあります。
競馬などの他のギャンブルに精通している方でも競艇の専門用語となるとわからないものが出てくるかと思われます。
ここでは、初心者の方のために競艇独自の専門用語を「あかさたな順」にまとめてその意味を解説しています。

わからない言葉があった際はここで調べて意味を理解することによって、より競艇を楽しむことができるようになるでしょう。

■アウト
外側の5、6コースのこと。

■アウトかまし
5、6コースから勢いをつけたダッシュスタートのこと。

■赤ランプ
スタート時の異常(出遅れやフライング)の可能性を示唆するランプ。正常なスタートをした場合は青いランプが点灯する。

■足
エンジンの性能や速さを指す。出足、行き足、回り足、伸び足など場面に応じた使い分けもある。

■アジャスト
英語で「調整する」という意味。スタート時に助走を付けすぎていてフライングしてしまいそうな時などに、レバーを緩めることによって速度を調整し、スタートを合わせること。

■アタマ
レース中に1着に付けている艇のこと。アタマに対して「ヒモ」は2着の艇のことを指す。

■当てマイ
ターン時に自分よりも外側の艇に船体を当てて有利に旋回すること。近年では安全性の問題から意図的な当てマイは不良航法とされるのであまり見られなくなった。

■荒れる
本命が敗れたり、大穴が勝つことによって高配当が出ること。

■合わせスタート
自身のスタート勘に自信がなかったり、もともとスタートが苦手な選手が、外側の選手の動きに合わせてスタートすること。一般的には伸びが甘くなりその後の展開は不利になりやすい。

■安定板
強風や悪天候により水面が荒れているときなどに、艇を安定させるために付けるプレート。これを装着すると直線での伸びが弱まるため、まくりが出にくくなり、インがより有利となる。

■行き足
助走から第一ターンマークまでの加速のこと。

■1点買い
舟券を1点に絞って買うこと。1点に賭け金を集中できるため、的中時のリターンは大きくなるが、的中させる難易度は高まる。3連単が主流の現在ではあまり合理的な戦法とは言えなくなってきている。

■いなす
岡山弁の「いぬ」を語源とした競艇特有の造語で、モーター調整を失敗して状態を逆に悪くしてしまうことを指す。

■イン
内側の1、2コースのこと。競艇はではインコースが基本的に有利とされている。

■イン逃げ
1コースから順調に進入して、第一ターンを最速最内で決めることによって、ゴールまで先頭を走り続けて勝つ決まり手のこと。

■うねり
水面の波とは異なる、水中の波とも言うべき水流。目に見えないので対処するには慣れるしかない。

■裏目
2連単予想における1着2着が予想と逆で決まってしまったときのことを指す。大方予想は合っていたのに勝ちには繋がらなかった惜しいケース。

●え

■エースモーター
各レース場が所有しているモーターの中で、それぞれ最高の成績を残しているモーターのこと。

■A1級
競艇選手のクラス分けにおける最高のカテゴリー。全競艇選手の中での上位20%の成績優秀者しか入ることができず、すべての選手の目標となっている。

■SG
競艇における最高峰のレースグレード。年間で9つのSGレースがある。

■エンスト
レース中にエンジンがストップしてしまうこと。点火プラグが発火しないことによって生じることが多いが、近年では性能と技術の向上によって滅多に見なくなった。

■大時計
スタートの1分前から動き出す白針、そしてスタートの15秒前から動き出す黄針の二つを搭載した、スタートの時間を司る時計。正式名称を「発走信号用時計」という。

■起こす
待機行動から、レバーを握って助走に入ること。

■落とす
レバーを放して減速すること。

■オモテウラ
2連単で舟券を買う際、1着にどちらが来るかに明確な自信がない場合にどちらが来ても良いように両方の舟券を買っておくこと。

■オレンジブイ
別名「小回り防止ブイ」と呼ばれていて、ピットアウトした後はこれを反時計回りに回ってから進入する必要がある。

■押さえ
舟券を買う際、自身が考える本命とは別に補足として買う舟券のこと。

■回転数
モーターの毎分の回転数のこと。

■海水
海の一部を利用する形で海沿いに作られている競艇場の水質は海水であり、淡水に比べて柔らかく浮力もつきやすい特徴がある。体重がある選手にとっては淡水よりも走りやすくなる。

■かかり
ターンの際にボートとプロペラが水を食う度合いのこと。かかりが良いほど小回りがきいて早いターンができる。

■カド
ダッシュスタートをする艇の中で一番内側にいる艇のこと。

■カベ
1コースの選手にとって、2コースの選手が3コースよりも外の選手のまくりからの壁として機能している状態のこと。

■カポック
選手がレースの際に着用する救命胴衣のこと。

■カマシ
スタート時に外側後方に位置取り、ダッシュをつけてスタートする。このダッシュのことを「カマシ」と言う。

■キャビる
キャビテーションを略して作られた言葉で、気泡によってペラ空転してしまうことを指す。一時的に推進力を失ってしまう。

■決まり手
レースで勝った艇の勝ち方。差し、逃げ、まくり、まくり差し、抜き、恵まれ、の6種類。

■切り返し
直線で後方を走っている艇が、前の艇の外側→内側、もしくは内側→外側へと位置取りを変えて先にターンしようとする航法。

■グレード
レースの格付け。一般、G3、G2、G1、SGの5つ。

■グランプリ
SGレースの1つであり、その名の通りその年のNo,1レーサーを決めるためのレース。グランプリの優勝戦に出場した6選手は翌年のSGレースへの優先出場権が与えられる。(チャレンジカップとグランプリを除く)

■欠場
レースのスタートまでになにかしらの違反やトラブルによって艇の出場が取り消されること。欠場した艇が関連している舟券はすべて払い戻しとされる。欠場となる主な原因はフライングや出遅れなど。

■減音
騒音ともなるエンジン音を極力抑えるような構造となっているモーター。現在ではすべての競艇場のモーターが減音モーターとなっている。

■コース
競艇のレースが行われる航路。競艇場によって形は若干異なるものの、1周の長さは600mとされている。

■航跡
コースを艇が走ったあとにできる引き波。引き波を跨いで走るには不安定な水面を走る技術やモーターのパワーが必要となるため、極力避けて走るのがセオリーとなる。

■コース取り
ピットアウトから待機行動中に自身の取りたいコースを主張した動きをすること。6枠の艇がインを取ることも可能ではあるが、助走が充分に取れなくなるなどリスクも増える。

■3拍子
出足、伸び足、回り足という3つの要素すべてにおいて最高の状態まで仕上がったモーターのこと。

■さばき
艇の扱い方から派生して、相手の艇を抜くことを指す。相手の動きに合わせて最善の立ち回りをする、駆け引きのようなものを含めた意味合い。

■差し
先にターンに入った艇の内側を鋭く抜いていくことで、決まり手の一つ。引き波を超えなければならないため、相当の技術を必要とする。

■先マイ
他の艇よりも先にターンに入ること。一般的には他の艇に対して有利な展開に持ち込みやすくなる。

■先まくり
■サイド
ボートの右側を水に沈め、水の抵抗を受けながら旋回すること。抵抗によってスピードを落とさずにターンすることができる。この技術が甘いとターンのたびに外に膨らんでしまう。

■事故率
フライングや出遅れなどの事故を点数化し、その合計点を出走回数で割った数字。半年ごとの期での数字が高いようだと出場停止などのペナルティが課されることもある。

■仕掛け
「起こし」とほぼ同じ意味で、スタート時にレバーを握ってダッシュをかける瞬間のこと。

■絞る
レーススタート直後に内側にいる艇よりも前に出てインコースのスペースを絞ること。

■進入
ピットアウトからコース取りまでが終わり、艇がスタートラインを向いていよいよ助走を開始する状態が整うまでのところ。

■失格
スタート後の違反やトラブルによる競走中止措置。欠場とは違って舟券の払い戻しは行われない。

■周回展示
展示航走の1つで、レース前にターンや直線での伸びなどを観戦者に見せるための走り。コースを2周する。

■賞金王
その年にもっとも賞金を稼いだ選手。レーサーにとって最も名誉となる称号。

■勝率
着順に応じた点数(1位から順に10、8、6、4、2、1点)を合計し、出走回数で割った数字。この数字が大きいレーサーほど優秀な選手ということになる。グレードの高いレースでは点数が加算される。

■スイチ
1点買いの別称。

■スロースタート
インコースの艇が取ることの多いスタート方法。助走距離は短いが安定したスタートがしやすい。

■スタート
競艇のスタートはフライングスタート方式を採っており、決められた時間内にスタートを切らなければならず、その時間より早すぎても遅すぎても違反となる。よりギリギリの早いタイミングでスタートが切れれば他の艇に対して有利となるため、スタート前からの駆け引きもとても大事となる。

■スタート展示
スタートの予行のようなもの。次のレースに出る選手が本番を想定してコース取りをし、スタートを切るところまでを観戦者に見せる。スタート時の伸びや進入コースの確認などを確認できる。

■スロットル
ボートについているアクセルの役割を果たすもの。選手はこれを左手で操作し、右手でハンドルを操作する。競艇のボートにブレーキはないため、スピードを落としたいときにはスロットルレバーを放して自然に止まるのを待つしかない。

■センター
3、4コース。つまり6艇の中で真ん中に位置するコースのこと。

■全速ターン
ターンの際に減速をせずにフルスロットルのまま旋回すること。現在ではどのレーサーも習得している技術ではあるが、過去には高等技術とされていた。

■節
4日~最大で7日間に渡って開催されるレースの1つの期間のこと。

■節一
節の中で一番良い仕上がりになったとされているモーターのこと。

■淡水
湖や人口のプールを使った競艇場の水質。淡水は海水に比べると硬い水質である。

■ダッシュスタート
助走距離を長く取り、ダッシュで勢いを付けることによってスピードに乗ったスタートを切れる方法。4コースよりも外側の艇が採ることが多い。

■待機行動
ピットアウトから進入コースを決めてスタートを切るまでの行動。決められたルール内で自分の取りたいコースを主張したり、見逃せない駆け引きが行われている。

■ダンプ
前を走る艇に距離を離されている状態のときに、ターン時に艇首をあえて返さずにそのまま突っ込み先行する相手をふっ飛ばしつつ、自身はその反動で航走をするという半ば禁じ手に近い方法。

■チルト
モーターをボートに取り付ける際の角度のことを指す。角度はアジャスターで調整ができるが、小さい角度だと出足が強くなり、大きい角度だと伸び足が良くなる。予想の参考程度に見てもよい要素。

■超抜
モーターの調整が最高に良くなった状態のこと。抜群のさらに上を行く状態。

■ツケマイ
外側にいる艇が内側で前を走る相手に対してぴったり付けることによりターンのスピードやパワーを押さえつけ、そのまま自分は外側をかわしていく「まくり」の一種。

■出足
ほとんど動いていないニュートラルな状態から一気に加速するときの状態。モーターによって差が出る

■展示航走
本番レースの直前に観戦者にモーターやボートの状態を見せるために2周走る航走のこと。2周目のバック直線150mのタイムも計測され、これは展示タイムとして発表される。

■テレボート
インターネット及び電話で舟券を購入できるサービス。事前に登録が必要。競馬で言うところのPATに当たる。

■出遅れ
大時計で指定された0秒~1秒の間でのスタートが切れずに遅れてしまうことを「出遅れ」と言い、スタート事故として扱われる。舟券は全額返金され、選手にはペナルティが課される。

■道中
レースにおいてスタートを切ってからゴールをするまでの一連の航走のこと。

■登録番号
レーサーに割り当てられる番号。登録順に決まるため、数字が大きい選手ほどレーサーとしての歴が短いことになる。

■得意コース
選手によって得意なレース場やコースの形は異なる。これを事前に知っているかどうかで進入コースの予測も変わってくるため、予想の際に無視できない要素と言える。

■ナイター
夕方から夜にかけて開催されるレース。ナイターを開催している競艇場は「桐生」「蒲郡」「住之江」「丸亀」「下関」「若松」の6箇所。

■ながし
舟券を買う際に、軸となる艇を1、ないし2艇決めて買う方法。

■鳴く
スタート時にキャビってしまい思ったような加速ができない状態。空吹かしによって高いエンジン音が出ることからこう呼ばれていて、出遅れの原因の1つ。

■握る
握るという言葉自体はスロットルを握って加速する、というところからきているが、そこから派生してスロットルを握ったまま全速ターンする、という意味に。

■逃げ
インコース1コースの艇が最短距離から先行して最初にターンをし、そのままトップの位置を譲らずに逃げ切る決まり手の一つ。

■抜き
レース開始直後のターンを除き、それ以後に先行する艇を抜いて勝つという決まり手の一つ。

■伸び
直線での加速を示す言葉。モーターの性能によってかなり差が出るところではあるが、伸び足のよさだけで勝てるほど単純ではない。

■バックストレッチ
競艇場のスタンドがある反対側、いわゆる向こう正面の直線のことを指す。

■ハンドル
車と同様ボートの進む方向を操作するものであるが、競艇選手はこれを右手だけで操作する。左手でスロットルレバーの操作。

■ハネる
エンジンの取り付け位置を通常よりも高くすること。これによってボートと水面の接触面が少なくなるので伸びはよくなると言われている。しかしその反面、出足が悪くなるというデメリットもある。

■ピット
レース前、待機行動に入るまでボートが待機している場所。

■ピットアウト
ピットから発進し、待機行動に入ること。ピットからスムーズかつ素早く発進できるかどうかはコース取りにおいて重要。

■引き波
前のボートが走った後に発生する波のことで、後ろの艇はこれを越えることになると減速して不利になりやすい。モーターの性能や選手の技術によって引き波による影響を減らすことはできる。

■ピンロク
1着か6着という極端な戦績になりやすい選手のこと。アグレッシブに挑戦する姿勢を支持するファンも多かったりする。

■プール
海や川を利用せず人工に作られていて、水質が淡水のレース場。

■プロペラ
競艇においては「ペラ」と呼ばれることが多い。モーターに取り付けられる羽のようなもので推進力を生む部品。抽選によって決まるモーターに付随して選手に提供され、これを各選手は調整する。

■フライング
大時計で指定された0秒~1秒の間で決められた1秒よりも早くスタートを切ってしまうこと。スタート事故として扱われる。舟券は全額返金され、選手にはペナルティが課される。

■舟券
競馬で言うところの馬券で、正式名称は「勝舟投票券」。これを買っていないといくら予想が当たっていてもお金にならない。

■深イン
待機行動中の駆け引きの結果、インコースの艇の助走距離が短くなっている状態のこと。助走距離が充分取れないので不利になりやすい。

■振り込む
ターンする際に必要以上にボートの舟体が回りすぎて減速してしまうこと。波の影響や選手の操作技術に起因する。

■返還
出遅れやフライングなど、スタート事故によって関連する艇が航走不可になってしまった場合はそれに関わる舟券は返還払い戻しとなる。

■ペラ
「プロペラ」参照。

■ボートピア
全国各所にある場外舟券売り場の名称。

■ホームストレッチ
競艇場の観客スタンド側の直線のこと。

■放る
スロットルレバーを放して減速すること。スタート時のタイミングの調整などの際に行われる。

■ボートレーサー養成所
福岡県にある競艇選手の育成機関。試験に合格した人が1年間ここで1人前のレーサーになるための訓練を受ける。訓練の内容は非常に厳しいことで有名で、途中で逃げ出してしまう人も珍しくない模様。

■マークシート
舟券の購入の際に使う。記入ミスに注意。

■前づけ
外枠の艇が待機行動においてアグレッシブに前に出てインコースを取りに行くこと。助走距離が短くなりやすく、インコースを取れたからといって有利になるとは限らない。

■まくり差し
1コース以外の艇が最初のターンで内の艇を外から抜いていくことを「まくり」と言い、そのまま勝ちきると「まくり差し」という決まり手とされる。

■回り足
ターンする際のボートの動きの良し悪しを表す言葉。

■万舟
1万円以上の配当がついた舟券のこと。「マンシュウ」と読む。

■無理マイ
無理をして先にターンに入ること。先にターンに入ると一般的には有利となるため、多少無理をする選手もいる。

■恵まれ
先行しているボートの自滅によって勝ちが転がり込んでくるような形でレースが決着した場合、その決まり手は「恵まれ」と言われる。

■モーター
ボートにおいてもっとも重要なパーツと言っても過言ではないほど、レースの結果にも影響するもの。各競艇場に約60機 ほど用意されており、節ごとに抽選でレーサーに振り分けられる。

■モンキーターン
なるべく小回りで速度を落とさずに鋭角にターンすることを求めた結果生まれた旋回法。ターンする際にボートの中で立ち上がるような姿勢をとって体重移動をする。現在では多くの選手が習得している技術。

■休み明け
ペナルティを重ねるなどして出場停止になってた選手の復帰するときの状態。スタートの勘などを失っていることもある。

■やまと学校
「ボートレーサー養成所」の前身。2017年4月に名称変更された。

■優出
優勝戦に出場すること。

■優勝戦
予選レース→準優勝戦と勝ち進んだ選ばれしレーサーだけが出場できる決勝レース。

■ラップ
複数のボートが並走する状態のこと。

■レース
競艇のレースは1周600mのコースを3周し、最終的な順位が決まる。最初のターンで勝負が決してしまうことが多いが、スタート前の待機行動の段階での駆け引きなど奥深い見所がたくさんある。

■ローリング

■枠なり進入
枠の順番通りで待機行動で進入した状態のこと。