レースはこうして編成されている-競艇番組の作られる仕組みを解説

競艇での番組の作られ方は番組編成室でコンピューターによる自動振り分けをベースに番組マンによる人の手で1日かけて決められていきます。準優勝戦と優勝戦は予選の結果で自動的に枠番が決まります。予選以外の通常レースは企画レースを用意するなど競艇場ごとで傾向が異なります。

番組作られかた

番組表に基づいて行われるレース

競艇の番組は予選や通常開催などレースの種類に応じて番組編成室にて各競艇場の番組マンの裁量によって作られています。
準優勝戦、優勝戦については予選の結果に基づいて、明確なルールの中で公平に番組と枠番が決まります。

準優勝戦、優勝戦の番組と枠番の決まり方

レースの規模によって異なりますが、SGやG1の多くは4日間に渡って予選が行われ、上位18名が5日目の準優勝戦に進みます。
準優勝戦は10~12Rの後半3レースで行われ、予選1位が12Rの1号艇、2位11R1号艇、3位10R1号艇、4位12R2号艇といった流れで上位から順番に枠が決まっていきます。
準優勝戦の1位と2位の選手が6日目の優勝戦に進み、準優勝戦1位の選手が1~3号艇、2位の選手が4~6号艇になります。
決勝進出者の中で予選得票率が高い選手から順番に内枠を引いていくことになります。たとえば予選1位で準優勝戦12Rの1号艇の選手が1着の場合は優勝戦も自動的に1号艇、2位だったとしても4号艇が約束されます。
準優勝戦で3位以降は予選の順位を問わず優勝戦には進めません。予選で18位だった場合は準優勝戦で1位になっても優勝戦は自動的に3号艇になる仕組みです。

通常レースの番組の作られ方

公平性のバランスを取る

予選レースの場合は、公平性を重視した番組編成が行われます。
各選手が1~6号艇までなるべく均等に割り振るようになり、上位選手が1日の中で後半のレースに割り当てられる傾向があります。
番組の作られ方は、コンピューターによる自動振り分け&優劣判定を行う専用のコンピューターソフトを使い、その後は番組マンによる人の手で1日かけて番組を作っています。
SGなどのビッグレースはA1級選手しか出場できませんが、準優勝戦に繋がる予選の場合は選手のランク(マッチアップ)はあまり考慮せず、各選手が枠順の優劣を受けにくい番組編成が行われます。
番組マンもレースを盛り上げたい思惑を持っているので、注目選手が順当に予選上位に入って準決勝や決勝で直接対決をするような忖度をして番組編成されるケースも多々ありますが、基本的には全選手が予選突破のチャンスがあるような公平性の中で出走表が作られています。

優勝戦に直結しないレース

優勝戦に直結しないレースは、各競艇場独自の基準で番組編成されます。
多くの競艇場は、通常開催日は特定のレースで1号艇がA1級、2~6号艇はB級選手など、選手のランクで枠順を決める企画レースを行っています。
競艇場によってはA1級選手の優遇が大きくなり、一度A1級に上がると安泰になり、B級は不利な枠順になるケースが増えることもあります。

多い時には1つ競艇場で1ヶ月に15日以上開催されます。
レース数が多く、通常開催で出走する支部の選手にも限りがあるため、短期間で似たような選手同士のマッチアップを避けるような工夫も行われ、通常開催時でもコンピューターによる自動振り分けを参考に極端な偏りが出ないように配慮されています。
全般的に売上が伸びやすい後半のレースに有力選手同士をマッチアップするレースを組む傾向があり、成績だけではなくイケメン・美女レーサーやベテランのレジェンドレーサーなど、人気が高いスター選手が優先的に後半のレースに割り当てられることもあります。