徳島県に存在する「ボートレース鳴門」の特徴

鳴門競艇場は日本一狭い鳴門海峡付近の海を活用したボートレース場です。2016年に新スタンドを完成させてから客足が増加していて、SG初開催をするなど注目度を高めています。内枠不利や6枠でも勝てるチャンスが大きいと言われていますが、直近のデータでは全国平均に近いコース別成績を残しています。

鳴門競艇場の基本情報

鳴門競艇場のトップページ画像 鳴門競艇場
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鳴門競艇場(ボートレース鳴門)は徳島県鳴門市の四国本土と大毛島の間にある小鳴門海峡上に作られた競艇場です。1953年に開業した歴史を持ちますが、コースとスタンドなどの施設がともに狭く規模の小さい競艇場でした。
2016年4月に新スタンドを完成させて同年にSG初招致に成功。続く2017年にもSG開催を行い注目度の高めています。

車でのアクセスが良くて車での利用者比率が非常に高いです。無料バスは鳴門駅、徳島駅から出ていますが距離があり直通ではないので時間がかかります。
駐車場には天然温泉のあるスーパー銭湯が併設されていて、施設内には海上ステージがあるなど狭い敷地内でも魅力的な競艇場になっています。
新しくて綺麗な施設のなかには、昔からのリーズナブルなグルメが多数残っていて、150円のスペアリブ、500円のホルモン丼、350円のなるちゃんうどんなどが人気です。

鳴門競艇場の特徴

水面は海、水質は海水。潮流れが激しくて波も立ちやすいので競走中止になることも多いです。
コースは日本の競艇場の中でもっとも狭いので、インからスピードを乗せてコーナーに進入することが難しく、アウトから膨らんで進入する方が有利です。
水位だけではなく、潮が満ちている時間と引いている時間で潮流れが変わり、干潮に向かって潮の引いている時間帯の方が乗りやすいです。
バックストレッチの内側に伸びやすい「鳴門の花道」と呼ばれるラインがあって、コース取りがうまくいくとどのコースからでも勝利を狙えます。

コース別成績
(2017.9.1~2018.8.31)

勝率 1着率 2連対率 3連対率
1コース 7.47 48.4% 66.9% 76.7%
2コース 5.65 17.2% 39.9% 58.0%
3コース 5.24 14.0% 34.5% 52.6%
4コース 5.14 11.3% 30.2% 51.9%
5コース 4.27 7.5% 19.5% 38.0%
6コース 3.26 1.7% 9.5% 23.8%

内枠不利と言われている競艇場ですが、直近のデータを見ると1コースの1着率は50%を切るもの、まずまずの成績を残しています。
6コースの勝率も平均に比べて高いワケではありません。
向かい風もしくは追い風6m以上、波高6cm以上の荒れたコンディションになっても、1コースの1着率は上記の総合的な数字を僅かに上回っています。
環境の変化ではなく、コースの狭さによって内枠が崩れることが多いです。 極端な有利、不利がなくなったことがSG開催をされるようになった要因のひとつでしょう。

参考元:http://www.boatrace-db.net/stadium/ccourse/pid/14/

主な開催レース

  • 周年記念(G1) 大渦大賞
  • 企業杯(G3) オロナミンCカップ

SG開催実績

2016年 第21回オーシャンカップ
2017年 第27回グランドチャンピオン

鳴門の定期開催レース
季節ごとの特別競走

・松竹杯(正月)
・日本モーターボート選手会会長杯(ゴールデンウィーク)
・渦王杯(お盆)