競艇の展示航走からスタートまでの一連の流れを説明いたします。

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競艇のレースの流れ-スタート前の駆け引きとは

競艇のレースの流れは、展示航走、決勝レース前のピットアウトおよびコース取りから、展示タイムで見るボートの速さなど予想する要素が多数あります。1レースは600mのコースを3周する2分弱のレースですが、スタート前から勝負が始まっています。

レースの流れ

 

競艇のレース風景

 

競艇のレースの流れは以下のとおりです。

 

展示航走(スタート展示)
発売開始
展示航走(2周回展示)
発売締切
ピットアウト、コース取り
決勝レース(スタート→3周→ゴール→確定)
払い戻し

 

競艇予想はマシンおよび単独走行の速さと、展開や位置取りの双方が重要です。
競艇では最内の1コースが圧倒的に有利とされていて、待機時間後のピットアウトでコースが決定されます。

 

どれだけ腕が良くてマシンが早くても、コース取りやスタートが悪くて序盤に出遅れると巻き返すのが困難です。
展開を先読みするためにもスタート前のの展示航走が重要になります。
予想で参考になるポイントを交えながら、レース全体の流れを解説します。

 

展示航走の内容と見方

 

黒板に書かれたポイント

 

展示航走はボートや選手の状態だけではなく、戦略を読み取ることもできます。
一部で展示航走では戦略を隠すために偽りの方法を取り、決勝レースでは違う戦法を取る選手もいます。

 

しかし、レースの時間帯ごとの水面の状態にもよって僅かな差が出ますし、フライング寸前の絶好のスタートを取るには繊細なテクニックが必要です。

 

多くの選手は決勝レースを見据えたポジションやスタート展示を実践しています。

 

スタート展示

 

スタート展示は、本番のスタートと同様にコース取りから行われます。
競艇では、ピットアウトしてから先着順で好きなコースに入れます。
大半のケースでは、枠順通りにコースへ入る「枠なり侵入」になりますが、外枠の選手が内枠に割り込む枠なりが崩れる展開もあります。
また、スタートラインを早く通過するだけではなく、スピードに乗せているかも重要になります。
つまり、スタート展示で見るポイントは以下の3点です。

 

  • コース取り(枠なりくずれの有無および、決勝レース時に内枠を狙いそうな船の有無)
  • 助走距離
  • スタートラインを通過する時のポジションとスピード

 

スタート展示は基本的に全員がスロットル全開で走り、フライングをする選手も見られます。
スタート展示の内容が悪いと本番で修正するのですが、修正能力も選手によって異なります。

 

新人など経験の浅い選手はスタート展示の内容が悪いと巻き返すのが困難になります。
スタート展示をした後に各選手の期待値が変わることもあり、競艇は事前予想のオッズと実際に発売されてからのオッズが大きく変わるケースがあります。

 

2周回展示

 

スタート展示が終わると1号艇から順番に2周ずつ順番に走ります。
2周目のバックストレッチのスタートライン延長線から2マークまで150mのタイムを計測したタイムを展示タイムとして公開されます。
展示タイムが良いと伸びが良くて単独走行時走りの速いことを意味します。
レース結果にも直結する重要な指標になり、展示タイムが良ければ展開が有利になった時に独走したり、後ろからのスタートでも順位を上げられる可能性が高いです。

 

競艇は全艇の展示タイムが出揃ってから予想するのがセオリーです。タイムだけではなくコーナリングの綺麗さなどもポイントになります。

 

スタート前の駆け引き

 

展示周回が終了すると、再度ピットに入り選手は待機時間を過ごします。
スタート前になるとピット離れをするのですが、インコースを取るために早くピット離れをすればいいものではありません。
競艇のボートはブレーキがなく、エンジンがかかっていると少しずつボートが前に進んでいまいます。
インコースを取るために強引に前に入ると、スタート前の待機時間で少しずつボートが前に進んで助走距離が短くなってしまいます。

 

ベテラン選手になるほど、イン取りをする傾向が強く、スタート展示のポジションや選手の特性から、枠なり崩れが起こるかの展開予想するのもポイントです。
スタート展示から枠なり崩れの前兆が見られると、1号艇もポジションを死守しようと早めのピット離れをして、結果的にポジション争いをした2艇とも助走が短くなりすぎてしまうことがあります。

 

スタート事故

 

競艇ではフライングをした場合と、スタートラインを通過した時間が1秒以上遅れると失格になって、その舟番号を絡めた舟券は無効になって返還されます。
オッズの再計算など、運営やお客に与える損害が大きいため、選手には厳しいペナルティを科しています。
ランクや累積された事故点によってペナルティは異なりますが、事故が多いと引退勧告されることもあるほど重要なものです。
そのため、選手は徹底したスタート練習を行っていて、決勝レースでスタート事故が起こる割合自体は低いです。
選手はスタート事故の懸念があるとレース展開よりも、適切なスタートを切るように調整します。

 

レース

 

競艇では1周600mのコースを3周します。

 

左右にある杭の外側を走って周回するシンプルなオーバルコースです。
内側を取るのが有利ですが、外側からスピードを乗せてインを取ると、その後の直線で外側に膨らんでしまいます。
逆に内回りを重視した回り方をすると、スピードが乗りません。

 

6艇で混走するので、任意のポジションを取れるとは限らず、状況に応じてスピード調整、コーナリングのポジション、走行ラインの選定を上手に取れるかがポイントです。

 

後ろから前を走るボートを抜かそうとするとリスクのある走りをしないといけません。
攻めた結果、膨らみすぎて順位が下がってしまうこともあります。
ボートの性能が良いと直線で追いつくことができますし、マシンが悪くても乗り手が上手ければスピードを殺さずに効率的なラインを走れます。

 

1周目の順位通りで決着するケースが多く、レース中のスリルは競馬や競輪、オートレースに比べて少ないです。
その分、オーバーテイクした時の盛り上がりが大きくなります。