負け組にならないために
ここで語る話は競艇に限ったことではなく、あらゆる勝負事に共通して言えることです。
勝負事には「勝ち」と「負け」があり、負けた人のお金が勝った人へと流れている単純な構図となっています。
100%運のみによって勝負が決まるものも稀にありますが、だいたいのものはどこかしらにプレイヤーの技術や経験、度胸や資金力などが勝敗に大きく影響する要素を孕んでいます。
そして長期的に見ると必ず持たざる者は負け、持つ者が勝つ結末になるようにできているのです。
まずは持たざる者、つまり「負け組」と言われる人の特徴を見つつ、最終的に競艇で負け組にならないために大切な公道やマインドについて考えていきたいと思います。
勝ち組と負け組
通常、勝負事に負けて気分が良くなる人はいません。
むしろ機嫌が悪くなったり、落ち込んだりする人が大半でしょう。そうなる理由はお金を失うのが辛かったり、単純に負けるのが悔しかったりと人それぞれですが、その後の行動は大きく2つに分かれます。
一つはギャンブルのように不確定要素の多いもの、賭博性のあるもので負けてお金を失ったり気分を害するなんて馬鹿馬鹿しい、と考えてすっぱりと手を引いてしまうタイプ。
もう一つは負けたままでは終われない、次こそは勝てるはずだし絶対勝ってやる、とリベンジに燃えるタイプ。
前者の場合はそもそもギャンブルにのめり込まないため、負け組にもならなければ勝ち組にもなりません。
後者のタイプがギャンブルなどの勝負事にハマっていく傾向にあるわけですが、そこから先に辿る道は大きく異なってきます。
ごく少数の勝ち組と大半の負け組へと分かれるのです。
負け組の特徴
どのギャンブル、勝負事を誰がやるにしても最初は素人です。最初から達人の人なんてまずおりません。
ですが、そこから先にその道を極めて上達する人と、いつまでたっても素人同然の人との間には決定的な違いがあります。
負け組に留まる人の特徴を取り上げながらその違いを見ていきましょう。
誰もが「勝ちたい」と思っています。そして勝負事に勝てるようになるために、その種目の研究をそれぞれのアプローチの仕方で進めていくわけですが、負け組になる人はまずこの研究の度合いが勝ち組に比べて圧倒的に浅い傾向にあります。
地味で辛抱強く続けなければいけない努力をすることが苦手なのです。
そしてそういったことを突き詰めて極めていくことに対して、いつの間にか否定的な姿勢すら取るようになります。否定することによって、努力を怠った自分を肯定しようとするのです。
「あまり理屈っぽく考えすぎると楽しくなくなるから」などといった話はだいたいこのパターンに当てはまります。
負け組の人は他人からのアドバイスを聞き入れる姿勢が見られません。勝負事に負けてお金を失うことよりも、人に言われた通りに自分が変化していくことの方が負けだという謎の勘違いをしている傾向にあります。
「俺には俺のやり方がある!」
このように我が道を行くスタイルは、その道を極めた人以外がやっても惨めな結果が待っているだけ、ということになかなか気付きません。
色々な人の話を聞き、新しい手法も試しながらどんどん取り入れていくような柔軟な姿勢を持っている人と成長のスピードに差が出るのは当然のことなのです。
「トータルでは勝っている」
そもそもこれがどうゆうシチュエーションで使われる言葉なのかいまいちピンと来ないですが、要は「負けているように見えるかもしれないけど、通算では勝っているんだ」ということを伝えたいのだと思います。
ですが、この手の事を言っている人は99%負け組です。
勝ち組になるような人は勝負の結果をきっちり記録してそれを数字で示すことができます。
それにそのような無駄なアピールを周りに対してしません。
負け組は自分が勝った解きの記憶だけはいつまでも鮮明に覚えている割に、負けた記憶は都合よくすぐに忘れます。その結果勝った記憶ばかりが残り、自分が勝ち越しているような錯覚を起こすのです。
負け組の人は同じ過ちを繰り返します。過ちを次の成功への糧とできる勝ち組とは大きな差が出来続けます。
負けた直後は「次はこうしよう、ああしよう」という上辺だけの反省をしますが、それを行動に移すことができません。
なぜ負けてしまったのか、ということをあまり深く考えないうちに記憶から消去してしまい、次への戦略などが一向に立てられないのです。
競艇でなかなか勝てないなら
競艇に当てはめて考えた場合も、前項であげたような負け組の特徴に当てはまるようなところがもし少しでもあるようであればまず先にそこを治すことを考えるべきです。
自分で予想してみてなかなか当たらないのであれば予想家の予想を一回買ってみる、競艇予想サイトに無料登録をしてみて配信される予想を見てみるのも一つの方法でしょう。
そしてそれらの買い目の根拠をレース結果と照らし合わせながら振り返るような作業も大事になります。そこで今までの自分では考えもしなかったような発見が一つでもあれば大きな前進となります。
収支をしっかりと毎回付けて、現状の自分としっかり向き合うことも大切です。
もしもこれらのことを「面倒くさい」「そこまでしてやりたくない」と思うのであれば、厳しいようですが負け組でいつづけるかいますぐやめるべきです。
勝負の世界とはそれほどまでにシビアにできているものなのです。