【競艇レース】プレミアムG1一覧とグレードごとの詳細

競艇の主な重賞をグレードごとにまとめました。SGの8レースの詳細や、かつて5大特別競走と呼ばれていた特に権威の大きいレースの情報をはじめ、G2、G3の全レースの日程を2019年度の最新情報を元に一覧でまとめています。

主な重賞

競艇の主な重賞

競艇のレースは以下のグレードに格付けされています。

  • SG(スペシャルグレード)
  • プレミアムG1(PG1)
  • G1
  • G2
  • G3
  • 企業杯
  • 一般戦

競馬でいうG1がSGレースになります。
G1は競馬のG2~G3相当で、全国発売されて特に注目を集めるG1をプレミアムG1に区分しています。(2014年より新設)
G2、G3は競艇の中では重賞になりますが、ローカル開催が多く、競馬でいう地方重賞のような位置づけです。

SGレース一覧

SGレースは詳細の決まっている2019年度現在、年間8戦行われています。

12月に行われるグランプリは賞金額1億円でSGの中でも別格のビッグレースです。 開催場は立候補した競艇場から毎年持ち回りで決まります。

ボートレースクラシック(総理大臣杯)

開催時期:3月

ボートレースオールスター(笹川賞)

開催時期:5月

グランドチャンピオン(グランドチャンピオン決定戦)

開催時期:6月

オーシャンカップ

開催時期:7月

ボートレースメモリアル(モーターボート記念)

開催時期:8月

ボートレースダービー(全日本選手権)

開催時期:10月

チャレンジカップ

開催時期:11月

グランプリ(賞金王決定戦)

開催時期12月

グレード制の導入される1988年までは、現在の名称でクラシック、ダービー、オールスター、メモリアル、グランプリを5大特別競争という特別な位置づけになっていました。
ベテランからは、今でも5大競争はSGの中でも特別な存在で見られています。

プレミアムG1一覧

マスターズチャンピオンシップ(名人戦) 

開催時期:4月

レディースチャンピオンシップ(女子王座決定戦)

開催時期:8月

ヤングダービー

開催時期:9月

バトルチャンピオントーナメント

開催時期:11月下旬~12月下旬(2019年新設)

クィーンズクライマックス(賞金女王決定戦)

開催時期:12月

プレミアムG1は全国発売を行い、SGに準ずる規定で全国からトップ選手が集まります。
ヤングダービーは30歳以下、クイーンズクライマックスは女性選手限定などの条件レースもあります。
開催場は持ち回りです

G1レース一覧

  • 周年記念競走(各レース場ごとに年1回)
  • ダイヤモンドカップ競走(随時)
  • 高松宮記念特別競走(10月 ボートレース住之江)
  • 地区選手権競走(2月 地区毎のボートレース場持ち回り)

G1になると、各レース場ごとの周年記念競争や、毎年住之江で行う高松宮記念特別、地区選手権など、特定のエリアで開催されます。

G2レース一覧

  • レディースオールスター競走(毎年2月下旬)
  • 全国ボートレース甲子園 (毎年7月開催、2019年新設)
  • モーターボート誕生祭競走(ボートレース大村)
  • 秩父宮妃記念杯競走(ボートレースびわこ)
  • モーターボート大賞競走(随時)

G2は上記の5競走で年間9節行われます。
G2になるとB級選手も出場可能です。

G3レース一覧

  • オールレディース競走(随時)
  • マスターズリーグ競走(随時、45歳以上限定)
  • 企業杯競走(各場ごとに年1回)
  • イースタンヤング・ウェスタンヤング(ヤングダービートライアル)

グランプリに出場するには

芝生の上におかれたトロフィー

毎年年末に開催される競艇のグランプリは数あるSGレースの中でも特別な位置づけになっていて、獲得賞金および舟券の売上は他のレースとは段違いです。
グランプリは「賞金王決定戦競走」とも呼ばれています。その理由は賞金がトップ選手の年間獲得賞金の平均を上回る1億円となっていて、必然的にグランプリの勝者がその年の賞金王になるからです。

競艇選手で頂点を目指すにはグランプリで優勝することが必須条件であり、出場できる時点で一流ボートレーサーの証ともなります。
競艇選手は全国に約1,600人弱いますが、グランプリに出場できるのは僅か18名です。それでは、どうすれば18の枠しかないグランプリに出場できるのか、その条件をまとめました。

賞金ランキング順のシンプルな仕組み

グランプリの出場枠は原則、その年の1月1日からチャレンジカップ最終日までに獲得した賞金順で決まります。
賞金ランキング上位18名はグランプリ、19~60位はシリーズ戦に斡旋されます。
19位以降の選手が出場するシリーズ戦は、以下の除外要件があります。

直近1年(前年のグランプリ含む)のSG優勝戦で選手事由のスタート事故を起こした
開催年のオーシャンカップ以降のSG準優勝戦で選手事由のスタート事故を起こした

以前はグランプリも同様の除外要件がありましたが、2014年より除外され、賞金ランキング18位以内に入れば、SGでのスタート事故があっても出場できるようになりました。
このほか、ごく稀に出場権を獲得した選手が体調不良や怪我などを理由に出場を辞退するケースがあります。
この場合は、賞金ランキング順にグランプリとシリーズ戦の出場者が繰り上げになります。

獲得賞金のボーダー

大金を手にもつ人

2017年のチャレンジカップ終了時点で賞金ランキング18位だった選手の獲得賞金は58,049,500円、2018年は57,078,146円でした。
なお、2016年以前はそれよりも低い水準でしたが、競艇人気の復活によって全体的なレースの開催頻度と賞金の単価が上がったため、現在は5,700万円前後がボーダーとなっています。
参考までに運営が定めている優勝賞金の最低基準をご覧ください。

優勝賞金の最低基準
一般戦 71万円以上
G3 100万円以上
G2 400万円以上
G1 450万円以上(最大1,200万円)
SG 1,600万円以上

ご覧の通り、ボーダーに到達するには重賞での複数回の優勝が必要不可欠です。
基本的にG1以上の勝利が必要で、SGか賞金の高いG1を優勝していないとグランプリに出場するのは難しくなります。
トップの中のトップレーサーだけが出場を許される狭き門なだけに、盛り上がりは必至。競艇ファンであれば絶対に見逃せないレースです!