身内のサポートはアリ?競艇の八百長疑惑の実態

八百長の実態について、選手側の事情や実際に八百長をするための条件や課題を深く掘り下げて、実際に行われることはほとんどないことが分かりました。日本の競艇選手は待遇がよくてランク制度があるため、八百長に加担するのはデメリットの方が圧倒的に大きいです。

八百長実態

八百長を迫る闇社会の男性

競艇はオートレースと並んで人とマシンの組み合わせで競走する特性から、八百長疑惑がつきものです。
一部の競艇情報サイトでは、八百長は実在すると断言していますが、実際にはあからさまな八百長は存在しません。
隣国の韓国では八百長が明らかになったケースもありますが、市場規模が大きくて選手の待遇が良い日本の競艇は選手から見て八百長をするメリットはありません。

加担するなら結果を出したほうが得

八百長をするには、上位に入れる選手があえて順位を下げて調整をする必要があります。
八百長は選手が暴力団など裏社会の組織から見返りになる報酬を受け取ることで成立しますが、選手からしてみればリスクを犯してまで八百長に加担するメリットはありません。

競艇選手の平均年収は約1,600万円で、最下級のB2級ですら年収500万円、A2級以上になれば年収1,800万円以上です。
さらに競艇は事故率が高いなどの問題がなければ長く現役を続けられる特性があり、半年ごとの勝率でランク分けされています。

八百長をして意図的に順位を下げればランクが下がりますし、もしバレると即永久追放されてしまいます。
1回の八百長で数百万円の報酬を提示されたとしても、選手からしてみれば安定した成績を残して上位ランクや重賞進出を目指した方が賢明です。

1レースあたりの売上が少ない

競艇はネット投票の普及で売上が高まっていますが、本来は地域密着型の公営ギャンブルで競艇場が多い分、1開催および1レースあたりの売上が少ないです。八百長の報酬が1千万円前後あれば引退間近の選手など加担するケースも出てくるでしょう。
しかし、競艇は1レースあたりの売上が少ないので、大金をつぎ込むとオッズが変わってしまいます。
八百長で選手に報酬を渡したら、それを回収するために数倍の費用で舟券を買わないと採算が合いません。

舟券の高額購入をするとオッズが下がってしまうため、八百長の成立しにくい環境になっています。
重賞になれば単価が上がりますが、最大規模のグランプリでは賞金1億円を用意するなど、重賞は高額報酬を手に入れるチャンスがあります。
簡単に出れなくて高額賞金を目指せる重賞で八百長に加担する人が現れないのは当然のことです。

身内のサポートは実在する

事前にサポートをする約束など言葉を交わすことはないですが、競艇では同じ地元の先輩、後輩、同期をサポートするような走り方をするケースがあります。
仲の良い先輩が逃げて2番手を走っていた場合、先頭を取りに行くことよりも後続をブロックして先輩を楽に勝たせようとすることがあるのは事実です。
身内で無駄な削り合いをするのであれば、状況に応じて助け合いをした方が長期的に見て自分の見返りもありますし、地元選手同士の人間関係を良好にします。
ただし、昨今はSNSやYouTubeの普及で全力を出さないレースをすると、ネット上で炎上するため身内相手でも関係なしに最後までベストを尽くす選手が増えています。

一部で、後輩がインコース、先輩がアウトコースになると後輩が内側を譲るという情報もありますが、いくら後輩でも勝てるレースを先輩に譲ることはしません。
先輩が後輩を負かすことが多いのは癖や特性を理解しているからです。
競艇は時速80kmで走り180度のターンを繰り返します。昨今ではモンキーターン(高速ターン)が流行していてコーナーは非常に危険です。
実力や戦術を理解している身内が相手の方が、より接近する攻めた走行ラインを取りやすいため、お互いの手の内を知っている師弟同士のマッチアップだと師匠(先輩)が勝つことが多いです。

こうした師弟関係、先輩後輩、同期や同じ地元といった関係性を理解して予想するのも競艇の醍醐味です。競艇のことを理解していない人が、後輩がわざと負けたなどと八百長や出来レースといった何癖をつけています。
一部の競馬情報サイトが八百長や出来レースがあると言っているのは、集客するための嘘です。